他人の影響をどうするか

（フローマインド事務局の福田さんの記事より。）




数日前に、数十人の前での発表を目前に
控えたときの出来事をシェアしたいと思います。

僕は椅子に座り発表の準備をしていました。

しっかりと準備をした。
予行演習も何回もした。
気持ちも落ち着いている。

あとは本番を待つのみの状態でした。

よし大丈夫だ。

友人が僕の顔をじっと見てから言いました。
「なんだか緊張してるように見えるね。」

他の人も続けました。
「あ、確かに。いつもはうるさいのにやたら静かだし！」

さらには
「おもしろーい。意外だなぁ。緊張するんだ。」

なぜそんなことを言ってくるのか。
しかもこんなときに・・・。

実際に少しは緊張していたでしょうが、
改めて言われるとなんだか意識してしまいました。

（あれ、緊張してんのかな？
　おかしいな、準備もちゃんとしたのに。
　顔に出てるのか、やばいな。）

本番を直前に控え、心に揺らぎが生じてしまったのです。
少し前まで平常心を保っていたのにもかかわらず、です。

当人にとって良い影響であれ、悪い影響であれ人は様々なもの
つまり、環境、経験、他人から絶えず影響を受けています。
そして人はこれらの外側の出来事に身も心も委ねてしまいます。

今回、僕の心を揺らがせたのは　『他人』　です。

良くも悪くも、「他人」という存在の影響力は底が知れません。
一瞬のうちにあなたの心の状態をフローにもノンフローにも変えてしまいます。
時にはあなたの人生さえも変えてしまうのではないでしょうか？

それほど強い影響力を持つ他人からの悪魔のささやき。

もし自分の心を自分で整えるライフスキル脳を
知らなければただ影響を受けて、ガチガチになり
不安を感じ、落ちつかなくなるところだったでしょう。

例えば、

（やはり緊張しているのか・・・
　緊張しているように見えるみたいだ。
　でも緊張しない。緊張していないぞ。）

などと自分に言い聞かせているとますます「緊張」という言葉に
とらわれて本当に緊張してハイおしまい、なんてオチになりますよね。

「緊張しているように見える」と言われて
心が揺らがなかったと言えば嘘になります。

もちろん不安になったし焦りも感じました。
いやな感じのドキドキも感じ始めました。

そう、そのときの僕の心はどちらかと言えばノンフロー。
いわゆる揺らいでとらわれての状態。


『他人』の持つ影響力は底が知れません。
あなたも知らず知らずのうちに他人に
自分の心を決められているかもしれません。

人は1日のうちにどれくらい他人の影響を受けているでしょうか？

まずは1日意識してみてください。
予想以上の気づきがあるかもしれません。

気づくこと、知ることがフローに生きる第一歩になるでしょう。


フローマインド事務局
福田修平


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